イカの沖漬けの作り方 ムギイカとマルイカで調理

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アウトドア自由人のSHUです。
前回の釣行は連チャンでイカ釣りに行き、そこそこの数の水揚げ?wがあったので、沖漬けを作っておきました。

沖漬け調理法はまだ私も研究中で、毎回手法を変え色々と試しているところです。

どうもなんかクセというか、生臭みみたいなのが出てしまうのが気になります。
まぁそれでも十分うまいのですが…。

沖漬けとは

釣り船に漬けダレを持ち込んで、生きたままのイカをタレの中に放り込んで作る料理のことです。船上干しと同じく、これを作ることが出来るのも釣り人の特権だと思います。

たまに料理のレシピなんかで買ったイカ(dead bait)で作ってるのを見たことあるけど、あれってただの「イカの漬け」ですよね?
陸漬けじゃダメですw

イカが生きてるうちに醤油ダレにぶっ込むことによって、呼吸のために体内にタレを吸い込み(当然悶絶します!ブシュッブシューッって音を立てて^^;)、奥の奥まで味が染み込むから旨いのが出来るのです。

漬けダレを作る

漬けダレの調合材料(今使っているバージョン)

…日本酒(のものもレベル)  500cc
焼酎…(同じく2リットル800円レベル、今回は麦)  500cc
醤油…丸大豆醤油 1000cc
ミリン…普通の安いヤツ 700cc

●オプション材料
乾燥昆布×1、削り節 一つまみ、鷹の爪×1

手順

  1. まず酒とミリンと鷹の爪を鍋に入れ、煮立ててアルコールを飛ばします。その鍋の上で呼吸すると酔えます(真面目に酔うので、その後に車の運転などをするときは注意したほうがいいと思います)
    たまに火を着けてアルコールの抜け具合を見ます。あんまりボコボコ沸騰させると超火が上がるので注意です。(50cm以上!)ヤバイ時はすぐフタをして消火です。
    煮時間は6~7分ですかね。完全にアルコールが抜けなくていいと思います。
  2. 醤油、昆布、削り節を投入して、中火ぐらいで沸騰するまで火を入れます。
    沸騰したら、醤油の風味を飛ばさないように火を消します。昆布もあまり煮るとクドクなるので取り出します。
  3. フタをして冷めるまで置いておき、冷めたらアミで削り節を濾しながら、ペットボトルやビンに入れておきます。
    少しピリカラにしたいので鷹の爪も一緒に入れておきます(殺菌作用もありそう?)

暇な時に作って保存しておけば、いつでもさっと使えて便利です。

このタレは、沖漬け以外にもマグロやカツオの漬けを作ったり(わさび、卵黄、おろしショウガを入れて混ぜる)、ゆで卵を漬けて味付け卵にしたりと、色々使えるので便利ですよー。

イカの投入

いつもこのタレを500ccのペットボトルに入れて釣りに持って行きます。
これに対して入れるイカは、ムギイカサイズで15杯ぐらいにしておきます。

  1. 入れるイカを見繕ったらザルなどに上げ水を吐かせてから、タレとは別の容器(タッパーがおすすめ)に入れます。ハウディ 4点ロック密封保存容器 4lockscontainer 長方形 2.4L R41 HT-119
    ハウディ 4点ロック密封保存容器 4lockscontainer 長方形 2.4L R41 HT-119
  2. そこに一気にタレを注ぎ込み、速攻でフタを閉めます。イカが悶えてタレを噴射してくるので注意ですね。
    後は冷所に保管するだけ!
    簡単です。

前はジップロックで漬けていたけど、イカが噛み付いて袋に穴を開け、家に帰ってクーラーを開けると悲惨な茶色い光景を目にすることがあったので、最近はタッパーを使用しています。
この方が船や車で揺れることによって、よりタレが浸透するので良いのではないかと。

今回はムギとマルを冷蔵庫で3日間漬け、1日1回は容器を揺すってタレを循環させときました。

漬けた後のポイントは「冷凍」

漬けたムギイカ(スルメも同じ)は、一杯ずつラップして一度冷凍します。

なぜ冷凍するのかと言うと、一つは寄生中アニサキスの危険性があること。アニーは2日間冷凍すれば、ほぼ間違いなく死ぬようです。

もう一つは、このイカは大きく濃厚な肝が入っているので、それを一緒に食べるためにですね。
凍っているうちに包丁で切れば、肝ごと綺麗に輪切りにすることができます。
これがいわゆるルイベですね。

イカの沖漬け

ちょっと一手間かかりますが、冷凍前に目玉、クチバシ、胴の骨を抜いておくと口当たりよく全部食べられますね。骨抜きを使います。

今回は一度内臓を引っこ抜いて、肝以外の胃袋、墨袋を取ってから再度肝とゲソを胴体に詰めて冷凍しておきました。
どうも、胃袋に生臭さの原因があるんじゃないかと思ったからです。

家でイカを捌く時、たまに胃袋内に未消化の魚の残骸が残っていたことがあったので!
あと、この中にジャリジャした砂だか何かが入っているこもともありましたね。

マルイカは肝がほとんどないので、冷凍せず普通に開いて刺身にしてます。
このイカはアニーもいないです。

食す!

この状態で放置して、溶けてきたら頃にパクリ!
イカのルイベ

肝がマッタリと絡で濃厚な味が最高です~(*^o^*)

濃いめの味付けなので酒の肴です。日本酒か焼酎をぐびぐびと♪
ホカホカご飯も進みますw

胃袋を抜いたのが良かったのか生臭さも気にならず、予想以上にいい感じに仕上がりました!
個人的にはもう少しピリ辛な方が好みなので、次回は鷹の爪を増量してみます。

マルイカは、沖漬けの時は普通の刺身と違い、不思議と皮がついたままでも口当たりがそれほど悪くなりません。ゲソもそのまま軽く切り分けて完了。

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よくタレの味が染みていて旨い!
大葉が合います。

マルもムギも沖漬けにして冷凍しておけば、半年ぐらい生で食べれると思います。

沖漬けは簡単に調理出来るので、数が釣れたときは絶対作っています。

釣りから帰ってきて疲れているときの捌き地獄も回避出来てオススメですよ!w