防水スプレーを使い分けてアウトドアを快適に

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アウトドア自由人のSHUです。
トレッキングシューズ、レインウェア、テントなどを購入したので、梅雨入り前に撥水処理を施しておきました。

葉っぱってスゲェー( ゚д゚ )
葉っぱと水滴

新品のうちに防水スプレーなどをかけておくことで、水だけではなく泥や油汚れの浸透を防ぐことが出来るので、自分は必ず撥水処理を施しています。

用途とコストを考えて3種類の撥水加工を使い分ける

シリコン系スプレー、フッ素系スプレー、洗濯式撥水剤を使っています。
防水スプレー3種

シリコン系スプレー

安い物は1本500円ぐらいなので、非常にリーズナブルです。
スプレーした物の表面をシリコンの膜でカバーして撥水するタイプですね。極端に言えば、表面をペンキやクリアー塗装で覆ってしまうようなイメージですかね。

当然、通気性がなくなってしまうので、ゴアテックスなどの透湿素材の物には絶対使ってはいけません。高価な透湿素材のカッパなども湿気を逃がさなくなれば、ゴムの安ガッパのようになってしまいます。
油汚れには弱く、あと革製品への使用もダメです。

自分は通気性の必要でない、傘、バック、タープ、バイクカバー(安物買ったら良く水が浸みますw)なんかに使用しています。

フッ素系スプレー

大体1,000~2,000円程と、ちょっと高いです。
吹きかけた繊維の表面に、フッ素樹脂がウブ毛のような突起を形成して水を弾くらしいです。
葉っぱと同じ原理ですかね。

通気性をあまり損なわないので、透湿素材に使用できるものが多いですね。
ゴアテックスや透湿素材のカッパ、トレッキングシューズなどに使います。

あと、少しでも通気性を良くして結露を防ぎたいという考えで、テントのフライシートにもフッ素系の物を使用しています。

自分は新品の製品を購入したら必ず防水スプレーをしておくけど、その後はそんなに頻繁には使いません。
仮に1本1,500円ほどするスプレーを10本使ったら、前に紹介した新品のカッパが買えてしまうのだから、あまり撥水にこだわるのもちょっと考えものです(ーー;)
撥水性を失ったからと言って、浸水する訳ではないですからね。

ちなみに、2人用テントのフライとフロアーにすべて防水処理をしたら、軽くスプレー1本消費してしまいます。

洗濯式のタイプ(TXダイレクト)

これを使ってます。
NIKWAX(ニクワックス) TX.ダイレクトWASH-IN EBE251 【撥水剤】
NIKWAX(ニクワックス) TX.ダイレクトWASH-IN EBE251 【撥水剤】

汚れた製品は、この専用洗剤でまず汚れを落としてから使用します。

NIKWAX(ニクワックス) LOFTテックウォッシュ EBE181 【洗剤】
NIKWAX(ニクワックス) LOFTテックウォッシュ  EBE181 【洗剤】

スプレータイプの物より処理する手間がかるのが欠点だけど、強力な撥水性と耐久性を持っています。水で薄めて使うのでコストパフォーマンスは一番良いですね。

今回はテント用の新品のグランドシート(最近はフットプリントとか呼ぶのですね)に使いました。

加工後はこんな感じに弾きます。
水をはじく

洗濯機でも使えるようだけど、匂いが残りそうなのと、なんとなく感じが悪いのでいつもタライで使います。
どっかで嗅いだことのある匂いだと思ったら、昔からある黄色い木工用ボンド臭を強力にした匂いです。処理後に乾かせばほとんど匂いは残りません。
シッカリすすがないと白く跡が残るので注意です。

素手で作業すると、人によっては手が荒れるみたいですよ。
自分は、シンナーや灯油で手を洗う日々を送っていたので全然気にしませんけど。

作業後は手やタライも水弾きまくりです。10代の肌どころじゃないw
手の水をはじく
これ、中性洗剤で洗ったりしても取れず、次の日ぐらいまではキュッキュッして不快です。

スプレータイプより面倒なのだけど、一度手をつけてしまえば浸して、すすいで、干すだけなので、ついでにテントやシュラフの収納袋とかも一緒に浸けときました。

古くなったカッパなどもこれを使って撥水加工しています。

安く強力に撥水出来るので、広い庭でもあればテントのフライやタープもこれを使いたい所ですね~!

いずれの商品も長所短所があるので、良く注意事項を読んで自分の使い方にあった物を選ぶと良いかと思います。
防水スプレーの注意書き

それと、スプレーの使用は必ず屋外で行った方がいいですよ。
特にフッ素系の物は大量に吸引すると、肺水腫を起こし最悪死ぬこともあるとか…
こんな物で死にたくない~(´Д` )