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アウトドア自由人のSHUです。
6/29 晴れー雷雨
長野県ー群馬県
雨は朝まで降ったり止んだりを繰り返していたけど、出発前に何とか止んだ。
モヤシチューンをした味噌汁と最後の米を炊いて朝飯。
安曇野で買った、ご当地品っぽいワサビ茶漬けを使ってみる。
思ったほどツーンとはしなくて「う~ぬ」とはならなかった。
南牧川でちょいテンカラ釣り
テントなどを乾かして連泊した内山牧場キャンプ場を出発。
一度、下仁田まで山を下ってそこから再び折返し、45号線でまた山に向う。
本日の最初の目的地はうどん屋なのだけど、まだ開店まで時間があるので適当な川で釣りをして時間を潰すことにした。
バイクを横付け出来るお手軽な場所を南牧川で発見。ここでいいや。
すぐ奥の堰堤で終わりだし、軽く時間潰し程度なのでウエーダーなどは装備しない。バイクに乗る格好にテンカラ竿を持っただけの、テンカライダーで行く…。
入りやすい場所なので、どうせ釣れないだろ~と思ってやったら、いきなりバイト。当然掛け逃した(ーー;)
次のポイントは集中して!
小さいけど早速ヤマメGET。17cmほど。
20分ほどで4バイトぐらいあって、そこそこ遊べたのですぐやめた。
旨いうどんが食いたかった
峠を越えて、お目当てのうどん屋「藤屋」を目指す。
昨日調べたところによると、結構な人気店のようで売り切れ次第すぐに終了となってしまうらしい。
この日は日曜日のため、混み合うことを予想して開店時間の11:30に合わせてバッチリ到着した。
すでに一人のライダーが居る。
軽く挨拶をして店に向かってみたけど…
先着のライダーと話して首をかしげていると、どっかのおっちゃんが休みだよと一言。水曜定休じゃ?
ツーリングマップルに載っているだけあって、続々とライダーがやってくるが残念…。
今回の旅は良く食に裏切られる。
早くも野営地探し
今日は早めに寝床を見つけて、今回の旅ではあまり出来ず仕舞いだった釣りに時間を使いたい。
道路からチョクチョク川の様子を伺いながら神流川を上流に向かう。
日曜日ということで沢山の鮎師が竿を出している。
上野ダム付近、不気味なトンネルを進む…
更に坂を登り続けると、上野ダムを観ることが出来るパーキングが出て来たので寄ってみた。
だ~れも居ない静かな所で、ダムの上も歩けるので軽く観光してみると、それなりに大きなダムで下までの落差は結構あった。
真ん中ぐらいまで歩いたけど、日差しがキツく汗が吹き出してきたので撤収。
このダムの付近はトンネルだらけで、ここのパーキングもトンネルとトンネルの間にあるちょっとしたスペースに作られている。遅いクロスカブで無ければ通り過ぎていたかもしれない。
そしてこのトンネルはなぜかとても暗く、中にキツイコーナーがある。オマケにこの時は大雨で流れ込んだと見られる葉っぱや泥が道路に堆積していた。
実はダムにたどり着く前に、まんまとトンネルの餌食になる所だった。
快晴の外からほぼ真暗なトンネルに入るため、眩惑した目で路面状況などが分からなくなる。その状態でコーナーに進入すると、軽いフロントタイヤがズザーッと泥でスリップ、すかさずスパンっと足で地面を蹴飛ばして間一髪!うお~、久々に嫌な汗出たわぁ~^^;
ここでもクロスカブのスピードに救われたかも…いや~危ない危ない。
ダムから先のトンネルはほとんど直線になるのだけど、やっぱりトンネル内は暗くて、驚くほど気温が低い。ダムから出発しようとした時に、トンネルから吹き出してくる大量の白い冷気を見た時は不気味な光景に背筋がゾワッとなった。
トンネルの魔物(嫌な目に会ったので勝手に想像中w)に喰われぬ様に気合いを入れて出発。
早めに野営地の確保完了
ダムを越し、こまめに川チェックをしつつもズンズン上流に進む。
沢の流れるような旧道を捜索すると。
おぉ~う。中々の場所を発見!
道路沿いだけど、旧道で道はコケに覆われ、落石などが転がっていて車の通りはほとんどない様子だし。ここに決定。
ここで、ふと空を見上げると
「なにぃ~っ!?」
何時の間にか、超ド黒い雷雲がすぐそこにあるし!またか…(ーー;)
天気が良かったので油断して、空は完全にNOマークだった。と言うかすぐ横にそびえ立つ山があり、気にしていてもムダだったかもしれない。
とにかくスーパーダッシュでテント設営。
今週初めて卸したローンスプリングのテントには早くも慣れ、5分もかからず設置出来るようになった。
設営と撤収が楽というのは旅ではとても重要だと思う。
あとペグを打つだけで完成というとこで
「ゴロピカ、ドッシャ~!」と激雨。
間に合わなかった…折りたたみ傘を出してフライのペグだけ打ってテント内に待機。いい加減こんなパターンにも慣れてきた(-_-;)
「あっ!本物の川は?」
急いで下の川を覗くとやっぱり泥濁り…。
何だよ~、これから釣りに降りようと思っていた時に、やってくれたぜ(T_T)
それでも釣る
フル装備の釣りモードになって川に降りる。
本流をちょっとやったけど濁りがきついので、少しは水色のマシな支流の沢に入ってみた。
諦めムードで毛鉤を降っていると、
15cmほどの小さいイワナが釣れた。
意外といけるかもと思ったけど、そう甘くはなく濁りはどんどんキツくなり、反応が無いので1時間ほどで切り上げる。
浜平温泉 しおじの湯へ
この付近で野営地を探したのは、釣りの他に浜平温泉 しおじの湯が理由だった。あの温泉博士を利用して無料で入れるので目を付けていた。
いくつもあるトンネルをまた下って下界へ向かう。
湯舟も洗い場もさほど大きくはない温泉だけど、湯舟の岩は赤茶けていて、温泉に浸かった肌は滑り止めを塗ったようなキュキュっとした感じになって、温泉っぽさのあるお湯だった。
通常入浴料金は500円。
酒の確保がまだ…
この温泉の受付で缶ビールを前にしてしばらく悩む。
この付近に酒を売っている店は見かけなかった。でも、ここのビールは350mlで350円と言う高級品。
すごーく悩んで、結局350を1本購入した。
が、バイクにまたがってまた考えこむ…。
「待てよ、今日はこの旅最後の晩餐。しかもあんな寂しい山の中で1本じゃ足らんでしょー?」
何やら1人で悩んだあげく、酒を求めて山を下ることにした。
10分ほど飛ばして走ったところで、道の駅的な施設の「上野村ふれあい館」を発見。
ビール350ml 260円×2本と、刺身コンニャク 290円を購入。
昨日のコンニャクでちょっとハマってしまったw
山にはまた黒い雲が出てきているので、走行中に降られてたまるかと全開でテントまで戻る。
魔物トンネルだけ慎重に進んで帰還。
晩飯とまた釣り
周囲も暗くなり、また土砂降りが来そうなので急いで飯にする。
余った食材でまたジャーマンポテトと、ラーメン、刺身コンニャク。
1本目のビールを瞬殺で流し込んで、コンニャクを…
「む?何だこれは…昨日のと全然違うな」
普通にスーパーにあるような物で残念。
ジャーマンポテトはコッヘルで作り、わざと残した状態でそのままラーメンを作る。
これで味気ないインスタントラーメンをチューニングできるし、洗い物(山の中では拭くだけ)も増やさない。
飯の最中またポツポツと雨が降ったけど、今度は一気に西陽が射す。
完全に天気に弄ばれている(ーー;)
同時に周りも一気に明るくなったので、熊避けのクロスカブのホーンを長めに鳴らしてから、もう一発釣りに降りる。
川の水はもうクリアになっていて、いかにも釣れそうな雰囲気だけど、ライズを1回見たきりで、まったく音沙汰なしなので終わりにした。
そう言えば昨日入った「荒船の湯」付近では熊が出たらしい。
この場所よりも遥か下界への集落にあるのに…。
その話しをふと思い出してしまい、ゾクっとくるw
やる気はなかったけど、やっぱり焚火を起こすことにした。
「プッ、プッ、プゥ~~~~ッ」と長めにホーンを鳴らしてから薪を集めた。
雷雨で湿った薪には少々苦戦したけど、固形燃料を1つ放り込んで何とか点火した。
小さい焚火だけど、これがあるだけで安心感が全然違う!
薪が尽きるまで飲んで就寝。
・7日目の走行距離…75km
・旅の全走行距離…662km