[屋久島14]台風接近の中、屋久杉で箸手作り

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アウトドア自由人のSHUです。
5:00頃「ドサァーッ!!!」って。
激しい音で目が覚めた。

凄まじい雨の音。
豪雨の時にはテントの中にいるとすごい音がするもんだ。
とても外を伺う気にはならない。テントのジッパーを開ければ即ずぶ濡れになりそう(・・;)

よく聞きとれないけど、隣のテントでキャンプ初心者のY君が何か叫んでいる!
未知の体験に驚いているのであろうか?

悪いけど面白いw

さすがにこの雨量だと雨漏れが心配だけど、「テントが新しいので大丈夫」と自分に言い聞かせ二度寝する。
とまり木ではパレットを貸してくれるので、パレットの上にテントを張れば地面からの浸水はまず心配ない。こんな時にはとても助かる。

 

8:00頃、再度目覚めると雨は止んでいた。
活動開始。
とは言え、この天候じゃ何もできないんだけど…

今日は、とまり木オーナーのねーさんから、いよいよテントの撤収命令が出た。
今夜あたりに台風が屋久島に最接近するらしい。
結構デカイ台風で下手をすると直撃もありそう( ̄◇ ̄;)

自分のテントは山岳用テントだけど、さすがに南国の出来立て台風には太刀打ちできないと思う。

屋根の下でボーっと天気を伺っていると、大体1時間おきぐらいにスコールが来る。
隙を見て一気にテントを撤収した。
荷物を室内に運び、今日はベッド泊に変更。
ライダーハウスありがて~w

レンタカーも返却してしまったので、どこにも出られず。
ボーっとしていると、1人の宿泊者が屋久杉で箸作りに行かないかと提案。
おっ!面白そう。
と我らも参加決定。なんでもすぐ近くで体験出来るらしい。

昼も近かったので、まずはあいこ亭で昼飯。ごはんはお替わり自由。

あいこ亭でランチ

そのまま箸作りに行く流れに、と言うかあいこ亭の横が箸作り出来る店だった。
近っ。

雨の日におすすめの屋久杉箸作り体験

屋久杉工芸 杉の舎 仙人さんの箸へ。

屋久杉工芸 杉の舎

参加者は5名、店の方に説明を受けながらノミだけで杉の角材を削る。

ノミ

よく切れるノミだ、杉も柔らかいけど。

箸作製は何だか学生の頃の図工の時間のようで楽しい!
いつもお茶らけているみんなが超真剣なのもまた笑えるw

最後の仕上げ、ツヤ出し中。

屋久杉箸作り

時間が1時間ほどなので、結構テキパキ作業しないと終わらない。
真面目に取り組んだので皆時間内で完成!それぞれ個性ある一品ができましたー。

屋久杉手作り箸

箸の作成料は1,000円。予約をした方がいいみたい。

杉の舎は、工作だけでなく、様々な杉の加工品も販売されていた。

 

店を出ると雨は降っていないけど、風がだいぶ強くなっている。空気も生暖かく、いよいよ台風の気配が近くなって来た。

とまり木に戻ると、ねーさんが窓にベニヤ板を貼り始めていた。TVではこういう光景を見たことあるが、実際に目にするは初めてだ。
風で何か飛んで来て窓ガラスが割れると、そこから風が入って屋根が吹っ飛ぶと聞いたことがある。
そのようなトラブルを板を貼って防ぐのだ。

ベニヤ板張り

皆で手分けしてほぼ全ての窓を塞いだ。
ホントの缶詰めになってしまったよ・・・w

「泥棒っ!?」

いや。この小窓が唯一の外への通路となった。

窓から出入り

室内は風が抜けず蒸し風呂なので、一ヶ所だけ開けておいた軒下のこの小窓から脱出。たまに強い雨が降る程度なので、夜まで外で過ごす。軒下で嵐を感じながら飲むのも乙なもの?

台風で暇かと思ったけど、意外とやることがあって充実した1日だった。

室内に戻り、今夜の飲み会は部屋飲みで。
中はムシ暑さと、人の物音であまり良く寝れなかった。