[クロスカブ夏旅3]山形県で試練の1日

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アウトドア自由人のSHUです。
7/22
3日目
天気…快晴、暑い
ルート…山形県内北上

今日は朝からかなりの暑さで、バイクで走っていないと汗が滴る。

朝から不愉快ですっ

何気なく昨晩はいていたズボンのポケットに手を突っ込んだところ、妙な違和感を感じた。
何か入っている?
取り出そうにもなかなか取れない。

ポケットを引っ張り出して見ると、フカフカの毛のついた見慣れぬ茶色い何かが…!?

「ゲっ!卵だ(´Д` )」

間違いない。昨日話に聞いたマイマイ蛾の卵っ!
フカフカの毛の下には丸くて硬い卵がビッシリ詰まっている。
これが、何やら接着剤で着けたかのように布地に貼り付いていて、むしる様にして何とか剥がした。
手は茶色い粉だらけ…(ーー;)

他にもナイロンバックの中に一つ発見した。
厄介な蛾だ。

道の駅「いいで」

山から出て来て、本日最初の目的地は飯豊町の道の駅いいで。
米沢牛がリーズナブルに少量味わえると教えてもらい、朝飯にしようと思いやって来た。
せっかく各地を周っているので、ご当地の物を食いたい。
でも米沢牛は予算オーバーかなーと諦めかけていた所だったので楽しみ。

でも…メインの建物から独立したその店はまだ開いておらずで断念。
牛串がウマイらしい。
ヨダレの出る看板があった。

牛肉巻きにぎり

仕方なくメインの方のフードコートを利用する。
でも、ここは良かった!
メニューのバリエーション豊富で、どれにしようか悩んでしまう。

道の駅いいでのフードコート

これにした。
とり竜田丼 600円。

結構なボリュームで味もなかなか。他にネギのトッピング自由だったり、漬物も取り放題だったり、ゆで卵も無料だったり!
旅中は野菜不足になりがちなので、大量のネギを味噌汁にブチ込んでおく。ネギは好きだ。

ゆで卵に関しては、かなりのハードボイルドな仕上がりであった…。
あと、ゴハンお代わり出来るとか聞いたような…チョット記憶の限界突破で真偽不明。
いいでは飯を食うのにオススメの道の駅!

とり竜田丼

体調スグれず

満腹で出発しようとしたけど、どーにも腹の調子がおかしい…
さっき行ったのに、もっかい便所へ。

昨日は飲料水を確保しないで山に入ってしまい、キャンプ場の水を結構飲んでいた。
軽くアタってしまったかも?腹は強い方だと思うのだけど…
若干、熱も出ているような気がするけど暑さでよくわからん…w

やたらと喉も乾くので自販機の高級なジュースを買って早めの水分補給をしておいた。
こんなコンディションのときは熱中症が怖い。

ラーメン 有頂天

ツイッターで情報頂き、この地でラーメンも食おうと思っていたのに、道の駅でうっかり食い過ぎてしまった(ーー;)

朝飯からまだ2時間ほど…
腹の具合はまぁ平気そう。
食ってやる♪(´ε` )

お目当ての店は、スマホナビで辿り着いた場所には無かったため諦める。
また適当に発見した店に入ってみた。

ラーメン有頂天

特製ラーメン醤油 650円
上に乗っかった辛味噌を溶くとピリリとパンチが効いて美味かった。
辛味噌が美味いなら味噌ラーメンにすれば良かったと、後から少し後悔…
汗ダクになって店を出る。

特製ラーメン醤油

山に退散するが…逆に退散!

街は暑くて敵わない。
国道287号朝日町から県道289を西の山へ。

うーむ、いきなりの通行止めで迂回をしいられる。まぁ仕方ない。

道路通行止め

山間部に良くある片側交互通行待ち。が、いつまで経っても前の車が動かない??
不思議に思い車の脇から簡易信号を覗くと…
「7:50」…!(◎_◎;)
7分待ちは長すぎじゃないか…暑い…
バイクを木陰に少しズラし、エンジンを止めてジッと耐えた。

片側通行の信号待ち

渓流沿いの細い道に入ると暑さも和らぐ。
下を流れる朝日川を索敵しながら進むと、この川はかなりのヤマメが泳いでいる!
釣りをしたいけど、目的地にテントを設営してからゆっくりやりたいので先を急ぐ。
有名な川なのか釣り人の姿も多かった。

そして、数km進んだところでまただ…通行止め。
くっそ~(ーー;)
オマケにバイクを降りてウロウロしていたら、また腹の具合が怪しくなったけど少し耐えてみることした。
トイレットペーパーも持ち歩いているし、ヤフンにもそれ程抵抗ないけど。何となく…。

全面通行止め

マップルを眺めてマニュアルリルート開始。
元の国道まで戻るのは負けた気がするので!?途中にある枝道でエスケープを試みる。
「やはりダートか!おーし行くぜ~!」

ダートを走るクロスカブバイク

1速、2速のチェンジ祭りでエンジンカチ回して進み、三本杉峠とやらを越すと路面は厳しさを増す。途中に「災害のため通り抜け出来ません」の掲示板がいくつかあったけど、よくわからぬ意地で突き進んでみたw
倒木、崖崩れ、ヌタ泥とクロスカブには少々荷が重いダートだけど負けぬぞ(`_´)
(マップルP32 Iー3)

泥まみれのクロスカブ

ある程度進むと路面状況は良くなり、峠付近にはなかった車の轍があることから山の反対に抜けられることを確信する。
ただ、分岐が多く少々迷いそうになった。
その都度マップルでルートを確認するのだけど、この程度の地図では仕事道までは記載されていない。

止まっていると蚊の大群に襲撃されることもあり、もー面倒になり野生の勘走行で行く。

林道とクロスカブ

27号に出られた。
「ウハハ、勝ったな!」

27号で再度、進路を西に向け、浮かれて走っていると…

強烈なカウンターパンチを喰らう!3度目の通行止めっ!!
もう勘弁してくれ~…(´Д` )
シッポ巻いて街に逃げたw

クロスカブ

身の毛のよだつ 大沼キャンプ場

3度の通行止めで当初予定していた目的地は諦めた。
手頃な位置と無料ということで、ここ大沼キャンプ場に来てみた。

  • 無料
  • 受付の必要もなし
  • バイクは入って良さげ?
  • サイトは良い地面は少ない
  • 電気など一切無し
  • ドコモ携帯アンテナ2、地面におくと圏外
  • マップルP38 Jー7

そう言えば、マップルに掲載されている太字のキャンプ場は、好みにもよるけど良いキャンプ場だけではないので、あまり当てにしない方がいいと思う。

東北では「ツーリストのための辛口!キャンプ場ガイド」というサイトに大変お世話になりました。
地図で目をつけたキャンプ場をここで検索すれば、詳細、料金、写真などが見られる。
記載されていないキャンプ場は無いのでは?といった感じのすごいデータ量で使える。
評価の基準も、比較的自分の価値観に合っていて使い勝手がよかった。

そして、この大沼キャンプ場は良い評価ではなかったけど使ってみる。
情報収集はするけどネット上の情報だけを鵜呑みにして動いていたら、ちょっと面白くない。

国道から山道を上がって行くとひっそりとした大沼があって、その近くの山林にキャンプ場がある。キャンプ場から大沼は見えず、少し曇ると昼でもうっそうとした場所。
どこがサイトなのかも良く分からない。う~ん…。

大沼キャンプ場

少し周りの偵察。
やたらとゴツく低い屋根にコンクリートで囲まれたこの建物が炊事場。何かに似ていると思ったら、戦争で使うトーチカのよう?
今にも隙間から重機関銃が出てきそうだ^^;

大沼キャンプ場

近くに普通な感じの炊事場がもう一つあった。試しに水道をヒネると茶色い水がドバーッと。
「…いつから人来てないんだ(-。-;」
とりあえず全ての蛇口から水を全開出しておいて、奥のトイレへ。
コンクリートの壁に囲まれて中は真っ暗。当然ボットン。匂いなどはなかったけどあまりの気味の悪さにすぐ外に出た。
どちらも電気などない。

辺りには沢山BB弾が散乱していてサバゲーに使われているようだ。確かにトーチカもあって、それには良い場所かw

違和感のある無風と無音。なんだか嫌な空気を感じる。

個人的には、下手に気味の悪い人工物がある場所より、山奥の渓流でキャンプする方が断然好きだ。
ここに泊まるのはチョット考えたけど、やはり体調もイマイチのようで動くのもかったるくなり、テントを設営する。

しばらくすると、軽トラが現れ老夫婦が降りてきた。管理を委託されてるとか何とか…
良い人だったけど、方言が強すぎて話しを半分も理解できなかった^^;
創設されたのは37年ほど前で、近年利用する人はほとんど居ないと言っていた。
気を使ってくれたのか、葉っぱだらけのトイレの掃除やら片付けをして帰って行った。

もののけ多発

夕方、トーチカで晩飯を作っているとすぐ下の森でガサガサと大型動物の気配が。
周辺にやたらとあった「熊チュー」の看板を思い出し、音の届く範囲に民家なども無さそうなので爆竹を一発点火しておく。

しばらくして、今度は反対の山側の森からはキーキーと猿の群れ。
こいつらは森からは出てこなかった。

夕暮れ間際、今度は電動ガンを低速で撃つような音が一定のタイミングで聞こえてくる。
サバゲー連中でも来たのかと思ったけど、音は頭上から?
どうやら音の主はキツツキの様子。木が変な反響音を出して、ホントに電動ガンそっくりな音なのには笑えた。

相変わらず無風のままで、生き物の音以外なんの音もなく気味が悪いので、日没と同時に爆竹をもう一発点火して寝た。

が、しかし…
この日の試練はまだ続く…

夜中に重量級が踏み折る枯れ枝の音にスパッと目が覚めた。
その音は次第に近くなる、心臓がバクバクしてきた(´Д` )

…ヤバイかも?

そう思い、MAXの声で「おらぁ~~っ!!」と叫んでみた。
次の瞬間「ドサ~っ」っと、見えなくても分かるビックリした反応の音を出し、ヤツは遠くに走っていった。
コエ~(ーー;)

夜の闇とライト

携行しているペットボトルに入れたバーボンをぐびぐび飲んで、ションベンに外に出るのを我慢して寝た。

旅のアイテム 灯火類

今回は荷物の削減のため、持って行ったのはこのLEDのヘッドライト1つだけです。

LEDヘッドライト

あとはカブのヘッドライトと、LEDライトの電池が切れて1度だけスマホのライトを使いました。
でも、やっぱりキャンプ場で陽がくれてから寛いだり、誰かと飲むときなんかはランタンのような間接的な灯りがあると雰囲気がいいです。

  • 小型
  • 暖色の灯り
  • 光度調整機能

個人的にはこの条件はクリアしたいですね。

GENTOS(ジェントス) エクスプローラー 【明るさ150ルーメン/実用点灯20時間】 EX-757MS
GENTOS(ジェントス) エクスプローラー 【明るさ150ルーメン/実用点灯20時間】 EX-757MS

モンベル(mont-bell) 2WAY・LEDランタン シルバー 1124478
モンベル(mont-bell) 2WAY・LEDランタン シルバー  1124478

焚火が出来れば、それが1番好きですが…。

蚊たくさん
アブ、ブヨいない

3日目
テント泊
走行距離…124km
旅の全走行距離…575km