[クロスカブ夏旅26]キツネに導かれ北海道を東へ、釣りと熊肉を楽しむ

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アウトドア自由人のSHUです。
8/16
28日目

天気・曇りのち晴れ
ルート・北見市から斜里町

朝はドンヨリな天気だったけど、幸い横のアスファルトは乾いている。
ある程度テントの水気を飛ばして出発!

北見市の街中にコイランドリーを見つけたので、昨日乾かせなかった洗濯物を乾かした。
10分100円ぐらいだったかな?ハイプライスだけど大型のガス乾燥機は良く乾く。
100円の出費で済んだ。

ざっくりとした目的地として摩周湖を目指し、国道39号を東に走る。

レンタカー屋さん強し

途中、美幌の町でセイコマ休憩していると、車から降りてきた人に声をかけられた。
話しをすると、この方は網走でレンタカー屋をしているらしい。

なんか地図まで取り出して道東の各地のオススメ情報を沢山教えてもらい、最後にはその地図まで頂いてしまう。
何ともありがたい。

気になるコアな情報が沢山あるのでルート変更。
今日はレンタカー屋さん情報をメインに行動することにした。

国道334から進路を北に向け、ズドーンと抜ける爽快な農道を走ってオホーツク海に向かう。

北海道の農道

ちょっぴりマニアックなグルメ

道の駅 はなやか小清水

ここのツブ串がべらぼーに旨いと言うことなのでとりあえずここへ。
でも、残念なことにツブはなかった(-_-)
ハイ次に行こう!

斜里工房しれとこ屋

ここはマストバが手に入るとのこと。道の駅しゃりの隣にある。
鮭トバは言わずと知れた鮭製だけど、マストバはカラフトマスで出来ているらしい。
なかなかレアな1品だと思う。

ここは他にも鮮魚なども安かった。

斜里工房しれとこ屋

お目当てのマストバをGET。これで1200円。
もっと小さいパックもあったけど、こっちの方が断然お得なのでチョット奮発した。
身に切れ目が入っていて、皮1枚繋がった状態の物が2本入っている。
コレ旨い(^^)

マストバ

他に帆立のおつまみや鮭の切り身を購入し、保冷剤も仕入れた。

しれとこキッチン熊湖

腹が減ったので、同じ建物内に入っていた熊湖と言うレストランに入ってみた。
斜里産の鮭親子丼を注文。1150円。
塩漬けされたサーモンとイクラの乗った丼で、ちょっと量が少なめだけど旨かった。

鮭親子丼

山へ!へんてこキツネとバトル

腹を満たしたので山に遊びに行く。
そのまま南に下って、江鳶奥林道(えとんび)を腹ごなしがてらに通り、釣り場の捜索へ。

ゲートを抜け、グネグネ曲がるダートを登り切るとフラットな道になる。

林道

クロスカブでも気楽に飛ばせるので気持ち良く走っていた時のこと…
突然、キタキツネが飛び出してきた。

※イメージ映像
キタキツネ

そんなのは北海道では珍しい事じゃ無いけど、このキツネはおかしいのだ!
飛び出して道を横切るのではなく、俺のバイクのすぐ前を同じ方向に走り出した。

「何じゃコイツ!?」Σ(゚д゚lll)
まるで競争相手を待っていたかのように、その後もずーっと前を走る!
おもろい!なんなんだこのキツネ^^;
俺もピッタリくっ付いて、もふもふのシッポが巻き起こすスリップストリームを狙うw

気になったのでメーターを見ると、速度は50kmと結構早い。
やがてキツネは疲れて来たのだろう。段々と速度は落ちて40kmになった。

それでもまだ前をどかない(ーー;)
多分1kmほどこのまま走ったと思う。
最後はY字の分岐を支線の方に走って行った。

何かあまりにも長い追尾で、キツネが心配になってしまい追いかけるのはやめた。
逃げたければどこでも森に入れるのに、実に変ったキツネだった。

ダートとクロスカブ

斜里川でオショロコマとヤマメを釣る

林道の途中に入渓しやすい場所を見つけたので、テンカラで釣る。
昼間は暑くて久しぶりにアブが飛んで来た。ハッカオイルを塗って行く。

ここにはキャンプしたら良さそうなスペースがあった。
でも、流石に北海道の山奥で1人ワイルドキャンプする勇気はないな…^^;

バイクからわずか数メートルで川に入れる幅の広い堰堤でスタート。

斜里川

いきなり釣れた!
小さいけど綺麗なオショロコマだ(^^)

オショロコマ

魚の擬態にはいつ見ても感心させられる。
背中側の模様は川底の色に溶け込み、数十cm水に沈むと同化して偏光グラスをかけていても発見は困難だ。

オショロコマの背中

この堰堤の下だけで、オショロコマとヤマメを30匹ぐらい釣った。
サイズは全て小さかったけど、綺麗な魚が釣れたので満足して終了。

さくらの滝でサクラマスの滝登りを観察

川を下流に下った場所に、サクラマスの滝登りが観られるとツーリングマップルに記載してあった。
P43 E-4
そんなのそう簡単に観れるんかい?と、半信半疑でやって来て見たけど…

「メッチャ跳ねてるじゃん!^^;」

魚が跳ねた所をスマホでパチリ。
…あれ?

さくらの滝

いやいやダメだ!それだとタイミングが遅れて写らんな~(ーー;)

よーし!コレあれだな…
「フォース感じるのじゃ~」

気配を察知して魚が跳ねる前にシャッターを切ることにする。
うぬぬぬぬ…(`_´)
それっパチリ!

さくらの滝でサクラマスの滝登り

よ~し成功!ジェダイの騎士も夢じゃないなw
…実のところは20枚ぐらい撮った^^;

あっ!ここでやっと気がついたぞオレ。
ムービー撮ればいいじゃんか(ーー;)

さくらの滝は、環境開発の影響で滝が次第に高くなってしまっているらしい。登れるサクラマスはわずかだとか。

緑の湯

390円

レンタカー屋さんに、最近出来たので空いてていいよ。と聞いた温泉があったので来てみた。
小さな施設だけど確かに綺麗で空いていて、露天と内風呂がある。
温泉感はイマイチかな。

風呂を出て、そろそろ宿を探さないと…
天気が良いのでキャンプ場を探し始めたけど、周辺には料金高めでなんかピンと来るキャンプ場がない。

斜里の街まで行けば、良くライダー同志の会話に出て来て評判のいいクリオネというライハがある。
電話で確認すると、入れると言うことなので行ってみることにした。
ここはキャンプも出来るらしい。

ライダーハウス クリオネ

500円

  • 大きくかなりの収容人数がある。
  • 宿泊者には無料の温泉あり(使ってないので内部は不明、外観は簡易的で小さい)
  • ベットと座敷部屋がある
  • 個室もある様子
  • 敷布団あり、あと毛布がついてたかな?
  • 洗濯機あり、確か100円
  • 頻繁にライブとかやるらしい
  • 外と室内両方に炊事場あり
  • トイレボットンで匂う
  • バイクも室内に入れられた
  • ビールなども販売してる
  • マップルP49 G-5

左の黒い建物の2階が寝床。
1階はライブ出来るようなガレージ的な場所で、風呂があり中にバイクを停められた。
あと奥の半分が炊事場と談話室。その奥が個室っぽかった。
真ん中にある部屋は深夜用の談話室。
右の茶色の建物が女性用。

ライダーハウスクリオネ

利用者のために細かな配慮がされていて、この設備で500円は安い!
長期滞在者も数名居た。

晩飯と宴会と熊を食らう

夜はパスタを作って食った。
そして、自然と始まる飲み会。宿泊者はこの倍ぐらい居た。

右の青年は、青森でも会っていた日本一周チャリダーで、テントもシュラフも無いのに野宿メインで周っていると言う、もう理解不能な強者!^^;

左はXR250に乗るライダーで、去年の夏に北海道にツーリングに来て、そのままニセコ町辺りで仕事をしつつ越冬してしまったと言う、これまたツワモノw
彼がどっかで熊肉を貰ったというのでご馳走してくれた。

ライダーたち

なにやら、まな板や包丁、いい感じに焚火のススで焦げたコッヘルとか出て来て、やり手の気配を感じるぞw
料理も上手い。

熊肉調理中

熊肉って昔食ってから、ずっとまずい物だと思っていたけど間違いだった。
柔らかく臭みも無いしスゲー旨いじゃないかい( ´ ▽ ` )
いい物食わせて頂いた。

熊肉料理

試しに、このXRライダーに今日見つけたワイルドキャンプ地と釣りのことを話して、明日キャンプに行かないか?と誘ってみた。

すると、やっぱり!興味を示して乗って来たw
いいね~(^^)

明日は山中でワイルドキャンプ決行!
日付けが変わるまで飲んで就寝。

28日目
ライダーハウス泊
走行距離…195km(ダート15km)
旅の全走行距離…3382km