[クロスカブ夏旅15]薬研キャンプ場に連泊 ライダー達と宴

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アウトドア自由人のSHUです。
8/5
17日目

天気・曇りのち土砂降り
ルート・青森県 下北半島滞在

朝は米を炊いて納豆と味噌汁。

今日は北海道に渡るか悩んでいたけど、かなりの悪天候になる予報だったので連泊することにした。

屋根付きキャンプ

朝、管理人さんがテントに来たので挨拶を交わすと、「天気が崩れるから屋根の下に移動した方がいいよ」と言ってくれた。

ナントありがたい。

今にも雨が振り出しそうな天気なので急いで屋根の下に引っ越す。

テントからチョット距離があったのでクロスカブで荷物を運ぶ。
クラッチのないカブは、左手でゴッソリ荷物を抱えたまま走れる。
蕎麦屋が片手で出前出来るようにと開発された、このバイクの機構に大変納得するw。

引越し完了。

国設薬研キャンプ場

悪天候とアブの猛攻を受け厳しい釣り

テントを移動してすぐに雨が降り出した。
危ねえ~ギリセーフ。

ここで1日過ごしても暇なので、カッパを着て近くを流れる大畑川上流へ釣りに行く。

林道を登って良さそうな場所を捜索するも、雨は強まり風まで吹き荒れてきた。
うむむ…ツライ(ーー;)

林道とクロスカブ

風のない枝沢を見つけたので突入開始。
爆竹は到底着火出来る状況ではないので、クロスカブのホーンを鳴らしておく。

溪相はなかなか良さげだ。
本降りの雨なので、メットをかぶったまま釣る。
これなら、もしも熊に遭遇して頭を殴られても平気だろう!頭だけ…w

渓流

入溪するとすぐにアブが周りを飛び始めた。次々にその数は増え、次第に50匹ぐらい居るのでは?と言う大群に囲まれてしまう。
ぎょぇ~ヤバイ!(´Д` )
すぐにハッカオイルをメットから出たアゴのまわりと、手に塗り釣りを開始。

しばらく釣るも魚の反応は全くない…
アブの方は歩くに連れてドンドン数が増え、周囲をブンブンと飛び回り何かスゴイことになってるし(ーー;)
本降りの雨でハッカオイルもすぐに流れてしまい、チクリチクリと何度も指の付近を喰われる始末。
魚も釣れる気はしないし、とても釣りに集中出来る状態じゃない。

これはもうギブ(-_-;)

群がるアブ戦隊を振り切るように必死に走ってバイクまで逃げ、川から撤退した。

竿を握りしめ、ウエーダーにカッパ。そしてヘルメットのシールドを下ろして雨の林道を全力疾走するオッサン。はたから見たその光景を自分で想像しても笑える。
誰も居なくて良かった…

食料の買出しをしたいので、街に降りるついでに温泉に行くことにした。

下風呂温泉 大湯

入浴350円 ソープ類無し
小さい浴槽が2つと、シャワーの洗い場が3つ。
普通に銭湯の雰囲気だけど、硫黄臭が漂い温泉感あり。

お湯は熱く、若い旅行者の2人とアチッアチッ言いながらお湯と格闘してたら。
洗い場に居た地元民らしきオッチャン達に笑われたw
そして、オッチャン達は浴槽にドボドボと水を出してから入り始めた。
…ぉぉ、そうゆこと^^;

下風呂温泉

激しい雨だけど

キャンプ場に戻るとスゲー雨になった。もうドシャーという音しか聞こえない。
屋根の下で良かった、管理人さんの心温まる配慮には大変感謝。

土砂降りのキャンプ場

やることもないので、ビールを開けてしまう。
昼飯を食ってないので、買ってきた惣菜のアジフライをツマミつつ、北海道の地図を広げてニタニタと怪しく微笑みながら眺め、翌日のフェリーを電話で予約した。

悪天候だけど気分は上々♪( ´▽`)

悪天候のなか次々にライダー参上

この天候じゃ今日もボッチだな~と思って佇んでいたら。
管理人さんが「これからバイク来るから隣に入れてあげて」と伝えに来た。

そして、1人また1人と雨の中ライダーが到着して、5人のソロツーリングのライダーが集った。
最後の2人は、もう場所がないのでランドリー部屋の室内にテントを張ると言うVIP待遇。

ライダーの集まるキャンプ

ライダーの絆、みんなで宴会

バイクやチャリで旅しているというだけで、不思議な連帯感があり話もしやすい。
自然と夜はテーブルを囲んで飲み会になった。

1人のライダーは、明日の俺と同じフェリーに乗ると言うことで当然話も盛り上がる。
そして、2人のライダーは、何となく下北半島まで来て折り返そうかな?と言う雰囲気で走って来たとのこと。

冗談半分で「あの海の向こう、北海道の大地は別世界ですよ~。行っちゃいましょーよ」みたいな会話をしていたら、なんと2人とも北海道入りを決定してしまった^^;
先ほどのフェリーの電話番号を教えて、その場で予約も完了。

軽いっ!乗りが良すぎて最高ですぞw

あと1人は、カブに乗った女の子で既に北海道を周って降りて来たとこ。チョット残念そうだった。

ソロ同士の集まりは実に楽しい。
こういう出会いが、旅の1番の楽しさかもしれない。

旅キャンプ飯

安い、旨い、簡単。最強のワンバーナークッキング!?

ホタテの殻焼き

スーパーで活ホタテが2つ150円と安かったので買ってきた。
これをストーブに乗せて焼くだけ!

ホタテの殻焼き

生きてるから、チョット焼くとパカっと殻が開き、逃げた身が上の殻に引っ付いているのでひっくり返す。
頃合いを見て、日本酒少々と醤油を垂らし、醤油の焦げ始めのいい香りが漂って来たら完成!

ホタテの殻焼き

誰もが想像つく味だと思うけど
「うっめえぇ~~~っ( ´ ▽ ` )!」
簡単だし、絵的にも面白いのでコレ気に入った。

他に米を炊き、お裾分けを頂いたりして、土砂降りの中での楽しい宴を終え就寝。

明日が楽しみだ。

川に近づくとアブの餌になれる。

17日目
テント泊
走行距離…68km
旅の全走行距離…1921km