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アウトドア自由人のSHUです。
6/25 晴れ→雷雨→ドピーカン(快晴)→濃霧→雷雨
長野県・上高地ー白骨温泉ー安曇野徘徊
この日は天気も散々だったけど、色々と辛く楽しく疲れたぁ~。
上高地を発つ
朝食は米を炊いてお茶漬けにしてパッパと済ませ、テントや寝袋を干した。
昨日のガキんちょ達が動き出す前にキャンプ場を出ようと思う。
帰りのバスが混むのも嫌で、当初から帰りは早めと決めて小梨平キャンプ場に来たけど、そんな心配は無用だった。
ガイドブックによると帰りのバスの乗車には整理券が必要と書いてあったので、バスターミナルで尋ねてみたけど「要らないですよ」とのこと?
リムジンバスはタクシー!?
それもそのはず、なぜかはすぐわかった。
乗車案内が始まったので7:20発のバスに乗り込み、景色の見える1番前に座る。
後から乗ってきたドライバーと挨拶をかわした直後…
「ハイ、じゃー発車しまーす。」
むっ!?オレ1人しか乗らんのかい?貸切?
なるほど、整理券など必要な訳が無いわ。
その後もまだVIP待遇は続いた。
「お客さん、終点の沢渡大橋まででよろしいですか?」
「え?あ、はい」
「では、途中バス停は通過しちゃいますね」
おわ~、俺専用貸切バスだし。
いや、もはやドデカイタクシー^^;
そんな感じで優雅に乗車して、上高地から沢渡大橋までは20分で到着。
ここが上高地のバスターミナル。
この観光バスっぽいのがタクシー…いやリムジンバス。
クロスカブ発進!
2日振りのクロスカブに戻り、歩行モードからライダーモードにパッキングをし直す。
タクシーの運ちゃんや駐車場のおっちゃん達と話しながらやってたら、1時間ぐらいかかってしまった(ーー;)
でも、次の目的地であるお目当ての温泉は10:30にならないと入れないので問題ない。
それでもまだ時間に余裕があるので、少し遠回りして乗鞍方面から乗鞍スーパー林道で峠を越して向かった。
非力なクロスカブは坂を登らず、2速3速のギヤチェンジ祭りで疲れる。
白骨温泉に到着
白骨温泉の中でも有名な泡の湯に到着。
思ったより早く着いた。日帰り入浴の開始までまだ1時間以上あるので、もう少し山を下って川を偵察しに行くことにした。
上高地では魚を目の前にしながらも、ずっとお預けを食らっていたので釣り欲がもう限界だった。
すぐ下の湯川で入渓出来そうな場所を発見。
ウエーダーと熊鈴を装備して突撃開始!
山の上には真っ黒な雨雲が迫って来ていてヤバメな気配(-。-;
毎日、天気予報は全く当てにならず、自分の目が頼りな日々。
フカフカの苔むした、あまり見慣れない変った地質の斜面を下る。
滑らないタイプだけど、下の地形が見えないから足場に戸惑う。
崖の途中に鍾乳石みたいなのが垂れ下がる穴があったり、
自然が創り出した綺麗なプールかあったりして面白い場所だった。
この奥に見える落ち込みでテンカラ開始。
温泉が入っているせいか川の水も白く濁っていて、こんな川に魚がいるのか心配になったけど、すぐ反応はあった。
エグレた岩の脇に毛鉤を流すと黒い魚影がスーと出て来た。デカイΣ(・□・;)
でもコイツは毛鉤の手前でUターンして行ってしまう…
もう1回同じラインにアプローチ。
今度は食った!
結構な引きで上がったのはコレ。
25cmは超えるグッドコンディションのイワナ。
でも、さっき喰わなかった黒いデカイ奴じゃないな…。
その後、数投攻めてみたけど奴は出てこなかった。
ここで、やっぱり来たよ。大粒の雨!
自分は、防水ハットにエンデューロジャケットとウエーダーを装備しているから濡れないけど、バイクの横に置いてきたトレッキングシューズを思い出して、後ろ髮を惹かれつつも慌てて退散する。
崖を戻るのに時間がかかるので、靴の中がいくらか濡れてしまった。
でも、実釣わずか数分で良い魚をGET出来たので十分満足。
今度こそ温泉、泡の湯へ
少し下った所の駐車場から、この奥の裏口に進み入場。
料金は1000円。
こんな空模様の平日なのに、開店から数名の利用客がいる。
2日振りの風呂は気持ちいい~( ̄▽ ̄)
泉質は硫黄の匂いがプンプンして浴槽にもヌルっとした成分がタップリくっ付いている。どこぞの温泉とは違って、気持ちの良いヌル感だ。これぞ温泉といった雰囲気。
飲泉もあった。
効能は内臓に良いらしいので、酒で弱った体の為に飲んでおいたw
決して美味いもんじゃない。
このアングルの写真はいい感じだけど、実際に入ると上には駐車場、後ろは旅館、遮蔽板なんかもあって開放感や景観は期待していたほどではなかった。
この露天風呂は温度が低くて、最初は奥に浸かっていたけど、「こっちの方が温かいな」と言う誰かの声を聞き手前側に移動。
なんか旅館の窓からから丸見えなので、足速に進んで真ん中の仕切りを越える。
インコースをタイトに攻めてコーナーを回ったら…
「ガシッ!?」
「ぐおぉ~痛ってぇー(´Д` )」
岬の先端に沈み根が張出してやがって、左足の小指と横側を強打…擦りむいたし( ; ; )
効能に切り傷も書いてあったけど、温泉の中でで怪我してたら世話ないわ…。
湯船も微妙に深くて、しゃがんで浸かってないといけないし、温度もぬるいので早々に内湯に退散してから温泉を出た。
美味い蕎麦が食いたかった
朝考えたプラン通り、風呂を出るとちょうど昼時で、次の目的は蕎麦。
本には「白骨の湧水で打つ蕎麦が自慢」と書いてあったので楽しみ。
泡の湯からは5分ほどで、恵比寿屋そば店に到着。
れれ?やってなくね?
もう一度ガイドブックを確認すると定休日は火曜日と書いてある。
今日は水曜日だけど?…やられた(-_-)
おまけにここでゴロゴロと雷付きのスコール!
蕎麦屋の軒下に避難して雨具をフル装備した。
イワナGETと温泉で補給されたメンタルパワーが削がれて行くのがよく分かる…。
普通の雨になったところで、トボトボとクロスカブを走らせて松本方面に山を下った。
道の駅 風穴の里
腹が減ったので、道の駅風穴の里の食堂に立ち寄る。
お!昨日上高地で我慢した山賊定食を発見!多少ヤケになりつつこれを注文。
カリッっと揚がってジューシーな鳥肉が旨い。そこそこボリュームもあって満足。1,100円。
店を出ると雨も上がりすぐに晴れてきた。
元気になって安曇野方面に向かう。
途中気持ちの良い道だな~と思ったら、いつの間にか、1日目のあのヘルシーなサラダ街道を走っていた。
うおー暑いぞ!天気変わり過ぎ(ーー;)
この辺りもスコールが過ぎた直後の様子で、ムシムシと湿度がヤバイ。
たまらず、あずみの公園付近にバイクを停めてTシャツになって走る。
野営地を探し求めて山へ
デカイスーパーで食料と酒、ロックアイスを キャプテンスタッグ アルミ保冷バッグ に補充して、野営地を探し求めて山に入ることにした。
327号線を使って、野営に良さそうな河原を探しながらグングン山を登ると、
「寒っ」
またジャケットを着て、グングン、グングン登る…いやいや、この道登り過ぎだろ!
クロスカブは1速、2速のチェンジ祭り!エンジン回し過ぎて排気に嫌なニオイが出始めた(´Д` )
そのうち雲の中に入ってしまい、霧で視界は悪く、川も遥か谷底へ離れてしまったので撤退する。
耳「キーン」を何度も繰り返し下界へ。
途中小さい川沿いの林道にも入り込み、チョコチョコ捜索するも、あまり良い場所はないな…。
時刻は16:00を過ぎ、また山には黒い雨雲が出てきた。周囲も急に暗くなってきてチョット焦ってきたぞ(ーー;)
更に北上して、2つ目?のアルプスあずみの公園からまた山へ。
細い山道に入るとやたらと熊チューの看板があり、あるところは「危険なので立ち入り禁止」と事件現場にあるような黄色いkeep outテープまで張ってある。
これはハッタリではなさそう、嫌な感じだ(´・_・`)
更に山奥へ進み、林道がダートになりしばらく進むとついに発見!
おー!いい場所じゃーん!今日のお宿はここにしよう。
ゆっくりしたいけど、頭上にはあの真っ黒な雲が迫っていて嫌な風も吹き出した。
スーパーダッシュでテントを張り、荷物を運び込もうとした瞬間…
案の定、ドシャーッ!っと豪雨。
ビールだけ持ってテントに逃げ込んだw
テントさえ張ってしまえばコッチのもの。
晩飯調理
10分ほどで雨は上がったので、テントからノソノソ出て飯を作る。
今晩の食事はデラックスインスタントラーメン。
・レシピ
- コッヘルにオリーブオイルを入れてニンニクを炒める
- モヤシも炒める
- そこに下の川で汲んだ安曇野天然水を加えて沸かす
- インスタントラーメンを2つ投入
- 出来上がり間際にちぎったレタスを入れて完成
どれどれ?
「んまぁ~い(^^)」
山飯にしては上等だ。
ローストニンニクが加わるだけでグッとコクが出る。
モヤシとレタスから水分が出て味が薄くなるので水は少なめに!
買ってきた炭酸水と氷でハイボールを作ってグビグビ飲む。
こんな所で飲まずに寝れるかw
熊避けにこまめにクロスカブのホーンも鳴らしておく。
このスピーカーもとても頼もしくて、スマホの音楽を全開で流しておいた。
ひと息着いて、まだ明るいので下の川でチョットだけテンカラをやったけど、魚の気配はなく終了。
夜は星がすごく綺麗でしばらく眺めていたけど、急に周りが霧で覆われたので逃げるようにテントに入って寝た。
長い1日だった。
・3日目の走行距離…110km
・旅の全走行距離…337km